対岸の火事

1/1
前へ
/100ページ
次へ

対岸の火事

向こうの山に雷が落ちた。轟音が響いて、しばらくしたら煙が上がった。 なんということだ。そこに暮らす人々は、一体どうなってしまうだろう。 川を挟んでいるから、こちらには燃え広がらないだろうけど……。 私にできることなど、何もない。どうか彼らに神の御加護があらんことを。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加