邪神 封禅 アバドン ー砂漠の邪神殿ー

ゲヘナ

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『オノレオノレオノレハスタ────！！』

　邪神龍アジ・ダカーハの咆哮が轟く。龍体からドス黒い稲光が放たれる。黒い雷光がアバドンの喚んだ雷光と相殺していく。

「……ﾁｯ、しぶとい」

　拡散した雷公鞭が再びアバドンの手に実体化する。

「九天應元雷声普化天尊、雷威雷動便驚人、我雷公旡雷母以威声、五行六甲的兵成、百邪斬断万精駆逐、來臨求々如律令。雷公よ、その神威を示せ！　神なる怒鎚顕現せよ！！」

　手にした雷公鞭が膨れあがり金色の巨大なハンマーと化す。柄は雲を貫き、怒鎚の口(面)はアジ・ダカーハの視界を埋め尽くす。振り下ろされた怒鎚はアジ・ダカーハの肉をエーテルを砕き構成元素が核融合を始める。

「もう一度だ！　欻火真形咒！　雷霆律令，掌令大神。雷火进掣，霹雳随身。天德月德，威猛最灵。七十二部，水帝龙精。统领雷神，天火炎神。不得迟停，为吾怒心。风火下掣，电合神轮。急急如律令！！」
「ガガガガガァァァァァ────！！」