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トランザルプを降りると爬虫類人の司祭に殴りかかるアバドン。
「مثل حشرة مكسورة」
「てめえ、悪口言ってるだろうー!」
アバドンの前に立ち塞がる食屍鬼と爬虫類人たち。
「邪魔だぁぁ────!!」
裡門頂肘、衝捶、外門頂肘、崩拳、馬歩冲捶……技を繰り出し弾き飛ばしていく。
『キサマァァァァァ!! ハスターガ眷属カァァァァァァ!!』
強烈な思念が神殿内にいる全ての者達の脳内に響きわたる。アバドンですら動きが止まるほどのプレッシャー。
「邪王ザッハークか!?」
司祭を打ちのめし振り返ったアバドンの頭上に巨大化した三本頸の蒼黒い邪王ザッハークがいた。
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