地下鉄‥奇談 —未来が突然に—

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 その日も男は、スタジオでの撮影が終了後、近くのコンビニで弁当を買って、本通り近くのマンションに入ると、一階にある自販機でペットボトルのお茶を買ってから、五階に向かった。  本業のスタッフたちには、このマンションのことは内緒にしてある。  理由は簡単で、邪魔をされたくないからだ。  部屋に入り、ノートパソコンを開くと、コンビニ弁当を食べながらエッセイを書き始めた。  やはり、こういうモノを書く仕事は夜が適していて、かなりスムーズに入力は進んだ。
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