思い出はバニラ味

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ーーーー ハッと目が覚めた。カーテンから日差しが漏れている。なんだ…あれは夢か…。でも、いい夢を見させてもらった。夢でも、真冬に会えたのだから…約束を果たせたのだから… そう思い、横になった体を起こすと、テーブルにはバーゲンダックのカップとクマのスプーンが置いてあった。 ーーーー 「もういいのか?」 「うん、ありがとう!ばぁばに会わせてくれて!」 消え薄れてゆく少女の姿を見送った後に私は、家に帰った。
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