思い出はバニラ味

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私は歓喜で胸が踊った!バーゲンダックを受け取り、買い物カゴに入れた後に会計を終えた。 店を出ると、お婆さんパンパンに膨らんだエコバッグを持ってヨタヨタ歩いていた。 腰が曲がった体と枝のように細い腕に代わって私はグッとエコバッグを持ち上げた。 「おやまあ、さっきの嬢ちゃんじゃないかい」 「さっきのアイスのお礼、運ぶの手伝うよ」 「ありがとうね、じゃあお言葉に甘えようかしら」 スーパーから3分ほど歩くと、お婆さんの家へ着いた。昭和、大正の頃の建築物を感じる古き良き一軒家だった。
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