リュードsideリオンのリクエスト※

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リュードsideリオンのリクエスト※

『お仕置きされてから身体の奥がもじもじしてしまって困っている』 心配そうな表情で僕に投げかけるリオンの言葉に、流石の私も固まってしまった。今日はゆっくりとリオンの身体の感度を上げて、自分自身の身体の事を教えてあげたいと思っていたのに。 目の前が赤くなる様な言葉をリオンの口から聞かされたら、こちらも止まるものも止まれない気がしてきた。勿論、身体が未熟なリオンに無体な事をする気は全くないけれど、私が考えていたものよりはもう数段階段を進むしかない…。 取り敢えず咳払いをして私の気を落ち着かせると、リオンの頬を指先でくすぐりながら心配事の1つを取り払ってやった。 「もちろん病気なんかではないさ。リオンがそう感じるのは当たり前のことだし、私が思ってる以上にリオンが大人に近づいていたということかな。」 幼い頃は病弱気味だったリオンは酷くほっとした様に息を吐き出して、頬に触れていた私の手を細い柔らかな手で上から包んだ。 「お兄様にそう言っていただけて安心しました。僕、お兄様の仰ることは全部信じられるんです。」 猫が擦り寄って甘えてくる様にリオンは無意識に私に身を寄せて甘えてくる。あぁ、ほんとに今夜は殺されるかもしれない…。 「あっ、あぁ…。んっ、あぁ…。」 リオンの艶っぽい悶え声を聞きながら、私はリオンを後ろから抱きかかえてベッドにゆったりと寄りかかる。ゆっくりと何度もリオンの美しいシミひとつない身体を指先に強弱をつけてなぞっていく。 怖がらせないためにリオンの中心はローブで覆ってある。 「リオン、閨の勉強では素直な心の中を身体で表現して、自分自身楽しませたり、愛する人ともっと愛し合える様にする方法を学ぶんだ。 そのために最初に、身体で会話ができる様に自分が疼く場所、気持ちいいと感じる場所を調べようね。」 「んっ…、じゃあこのじっとしてられない不思議な感じは…?」 顔を赤く染めて潤んだ碧い瞳で私を見上げる、リオンの扇状的な表情に私は思わずゴクリと唾を飲み込んだ。 「…気持ちイイが隠れてる場所だよ。何度も探してあげると、とっても気持ちが良くて頭が痺れる様な素敵な場所に変わるんだ。…リオンは他の人より隠れんぼしてる場所が多いみたいだね。 それはリオンにとっても、リオンを愛する人にとっても素敵な事だから怖がらないで。」 リオンはうっとりと喘ぎながらも私の言葉を考えていた様で、リオンを後ろから抱きかかえている私を見上げて息を荒げながら答えた。 「あんっ…。じゃあ、お兄様が探してくれてる僕のこの場所はお兄様にとっても素敵な場所なの…?…だって僕にとっては素敵な場所だよ…。ああぁっ。だって、お兄様を愛してるんだから…。」 あぁ、やっぱりリオンは天使じゃなく悪魔かもしれない。私はもう死にそうだ。
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