4怒目 沖田が消えたので飲み会に参加する

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「そう! 副長来たことなかったし、いいんじゃない? 沖田ちゃんも忙しいみたいだしさ」  永倉のウィンクに大学生味を感じる。しかも飲み会か、いいかもしれない。酒を飲んでオールして朝帰りとか大学生ぽくないか? 大学4年生にして大学生デビューなんて遅すぎるかもしれないが、ここは感情に従う事にしよう。  そう決めたらウキウキしてきた。こうしちゃいられないと、勢いよく席を立つ。 「副長?」 「行くぞ、飲み会!」  沖田に邪魔されてきた大学生活、今晩から取り戻してやる!  ――その晩、永倉に案内された飲み屋でゼミの仲間と落ち合った。  普段は顔を見せないので、大変珍しがられてチヤホヤされる。学校でも必要なこと以外は話す事が少ないから、質問がやたら飛んで来た。  うーん、悪い気分じゃないな。まるで誕生日の主役だ。永倉のやつ、こんなに居心地のいい空間を知っていたとは。やはり俺は4年間損をしていたらしい。 「副長は何飲む?」
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