言の葉

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ある日、私は芽生えました。 まさにその言葉への疑問が芽生えました。 芽が生える。 先人達は何処からその言葉を用いたのか? 何か特別な感情を突如想った誰かは未来への強い憧れや、希望を抱いて眼前に咲き乱れる美しき花に例えたのか。 こんな美しい花も芽を生やし、大輪の花となった。 私の想いも今は小さく、滑稽なものだがいつの日か誰もが憧れるものとなるであろうと。 先人はその時、「未来への大志が芽生えた」とでも言ったのだろうか? 今では誰もが当たり前の様に使う言葉。 しかしその原点は時代に翻弄されながらも未来に大きな期待を持った誰かが美しく自分の想いを述べたのかもしれない。 言葉とは面白い。 私はその時思ったのだ。 言葉、それは国語。 学校では眠そうに受けた授業で「日本人なんだから日本語話せればいいだろ」と思っていた私なんかが。 言葉に対しての好奇心が芽生えた瞬間だった。
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