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「えー?もう告白したの!?」
「しーっ、こ、声が大きいってば」
「ごめんごめん。でも、すごいじゃん、両思いってことでしょ?いいなぁ」
「琉香のおかげだよ。本当にありがとう」
「うちはなんもしてないよ。由奈が頑張ったからじゃん」
にっ、と笑う琉香がわたしに飛びついてきて、それが嬉しくてわたしも強くぎゅーってした。それを見てた周りの子達は不思議そうにしてたけど、別にそんなの関係ないよねっ。
「はーい、授業始めるぞー。ほらそこ、またそのふたりか。座れ座れ」
「はーい」
重なる声はとびっきりごきげんで。
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