きこり

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どうして私だけがこんなにも働いているのか。 時間に追われ、痛む手をさすながら。 ひたすら斧を振るっている。 手が悲鳴をあげ始めた。 他の奴らは見向きもしない。 今一番しなければならない仕事はこれだというのに。 薄情なやつらだ。私が斧を手にとった瞬間散りやがった。 何がお前にしかできない、だ。 木を切ることが私にしかできないなんてことあるか。
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