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11「秘密のデータ!」
太一にスマホをくすねられしばらく取り返すのに必死だった学だったが、やがて身体も疲れて取り返す事も出来ず一方的に折れるかたちになってしまった。
そして一勝利した太一は調子に乗って台所の椅子に腰掛け学のスマホをいじりまわしはじめ…!
太一「これ、ゲームやれんの?なんか検索しとる文字とかいっぱい出てくるし…?マジでニートとか調べとんの!終わっとるがん!(笑)」
学「ぜぇ、ハァ…変なとこいじくりまわすなよお前!(# ゚Д゚)ケホッ…!」
息をきらして追ってきた学は情けなくもごまかして弁解しようとしたが、声がかすれ思うように怒れない!
太一「男の身体とかなに?こんなエロいもんみとんの?キモいし!(笑)」
学「ち、違うわ…!関係ねえし!保体のテスト出たときのだわ!Σ(゚Д゚)」
学は動揺したのか、つい声が裏返ってしまい、太一から素早くスマホを取り上げようとしたが、スルリとかわされ机の足元にはみ出していた母が買い溜めしていたシャンプーとかの袋につまづき「いって…!」と転んでしまう…!
太一「ハハ、ダッサお前マジうける!写真とったれ~!( ̄▽ ̄)」
太一はその様子を爆笑していそいでスマホのカメラボタンを押し、お腹とひざをガコンと机から床に打ちつけひきつった顔の学をパシャリと…
が、ふいに何枚か溜まっていた保存写真に気づいてしまい…!
太一「誰こいつ、この団地のやつ!?( ̄д ̄)」
保存写真には、何枚か同じ少年と思われるキリッとした顔の中学の制服姿が写っていた。
ふしんそうに太一がみていると、学が焦りだした!
学「なんでもないわ!勝手に、見んなおまえ!いい加減返せて!Σ(# ゚Д゚)」
何故かカアッと顔を赤らめて、さっきよりもさらに、必死に太一に食らいつきスマホを取り返そうとした。
太一「まだなんも遊んどらんし!何てんぱっとんの!つか顔赤いし!ええ〜、何…誰?( ̄▽ ̄)」
学「うるさい!同じ学年だわ!団地がいっしょだからテストがてらカメラで撮っただけだし!Σ(# ゚Д゚)」
太一「嘘つくなって!(笑)そんで、なんでコイツばっか写しとんの!?おかしくねえ!白状しろって…!引きこもりの、変態やろう!(;´∀`)」
太一は皮肉笑いで、学のわきをつんつんつつき出した!
学「ちげえって!たまたま間近で撮りやすかったから撮っただけだわ…!気色い顔で笑うな!てか、やめろ!(# ゚Д゚)」
太一「うわあ~何?こいつの裸の写真まであるし!?Σ\(◎Д◎)/!お前、そっち系なの?隠し撮りとかマジでやば過ぎるし!父ちゃんたち泣くんじゃねえ!( ̄▽ ̄)」
学「やばくねえわ!全然、おめえより、普通だし!Σ(# ゚Д゚)」
ばつが悪そうに、完全あわてふためいて、さらに、声が甲高く裏返る学・・・!
太一「いや普通じゃねえし!普通に盗撮だがん!(笑)引きこもりでニートでホモとかめっちゃキモ過ぎるし!さわんな〜!痴漢、変態!マジおまわりさんに電話したろ〜!( ̄▽ ̄)」
負けずに、わざと外に聞こえるように大声でわめきちらす太一・・・!
学「うるさい!よけいなことすんな!呼んだら捕まんのお前だぞ!この宅上荒らしが!(# ゚Д゚)」
太一「捕まる前にさっさと告って来いって変態ニート!(∩´∀`)∩」
学「しつこい!(# ゚Д゚)」
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