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マークはよくわからなくなった。
「どうだ?仕事には慣れたか人間のボウズ」
会社の屋上で一人立ち尽くすマークの前に、タスクが現れる。
「全然です」
「主席トップが聞いて呆れるな。辞めたいか?」
「どうかな」
「俺は止めないぞ。だが一つだけいわせてくれ。ここの猿どもはみんは人間の真似事しかしちゃいない。同じことしか出来ない、何故だかわかるか、猿だからだ」
「あなたもでしょう?」マークは呆れながらそう返した。
「いうじゃないか、確かにそうだがお前は違う。人間だからだ、猿でも出来ることがあるなら、人間にしか出来ないことがあるんじゃないのか」
「人間にしか出来ないことって、何でしょうか?」
「それを探すのが、お前のここでの仕事だろう!」
「でも辞めるのは、止めないんでしょう。社長は矛盾してます」
「今すぐに、てわけじゃない。気が変わったらオフィスに戻れ」タスクはいうだけいうと、屋上からオフィスに帰っていってしまった。
マークは、飛び降りるのをやめた。
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