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生まれたての仔猫は、とにかく弱い。だから、注意点は沢山だ。だけど、結局は個体の生命力も関係してくるから、残念な結果になっても気に病む必要はない。
ただ、保温に気を配り、数時間毎にミルクを与え、下の世話もする。それで駄目なら、それはもう運命だ……と。
元々、多胎動物は一匹でも生き延びれば良い様に、自然にプログラムされている。だから、気に病む必要はない。
ミルクの与え方や下の世話の実演をして貰い、それから会計へ。ミルクセットも買ったが、仔猫が生き延びて、ミルクが無くなったらまた来る様に言われた。
悲しいけど、仔猫達が生き延びる確率は低いのだ。プロの獣医がミルクを飲ませようとしても、弱った仔猫達は殆ど飲まなかった。何の経験もない人間は、更に何も出来ないだろう。
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