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「そういえばこの星には、不思議と食べられるものがたくさんあるけど、どうしてだろうね?」
ホンノはこの星で感じた疑問を口にした。
「地球は嘗て、ウイルスの感染やフードロス問題、更には局地の戦争で住むところがどんどんなくなっていったんだ。それで困っている人たちを助ける為に、こうした星に酸素や水を持っていったってパパが言ってた」
ウタウは、父親から聞いた話を思い出す。
「聞いたことある、どこかの星に核兵器とか地球のゴミを持っていって処理するシン・ゴミゼロ作戦があるとかないとか。けれど、この星で最初に文明を作ったのは僕たちだっ!」ヨッピーは立ち上がる。
「うたうほんの、ヨッピーミズタバ文明?」タバサが首を傾げる。
「名前が長いな、短くしてこども文明にしよう。今日は、こども独立記念日だ!」ホンノは声をあげた。
「こども文明万歳! こども文明万歳!」
ヨッピーたちは盛大にこども文明の日を祝う。
了
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