視える

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視える

Kくん、幽霊見たことある? アリますよ 僕さ、病院に黒い影が視えるの それについてはノーコメントだった。 僕の体験談を話すと、墓場から、七色の虹のような🌈色の煙がモクモク、どころかゾモモモモと言う感じで湧き出ていた。 車を走らせていた深夜2時過ぎ、車のガラス窓越しに、何か得体の知れないものが横切った。 後でネットで、一体何が起きてるのか?パニックになりながら調べた。 わかったのは、視えやすい傾向にあった事。 しかし、その意味がわからない。 祖母の墓参りで期待したのは、自分の罪である。 其れが赦されると因果関係だ、と教えてくれたのは、六星占術をしていた、細木数子さんだった。 私は講演にも出向いた。 内容は本人に口外するなと口止めされている。 生存時、会っている。 2007年頃、大阪。 幽霊って信じます? そう問われて、私はよくわからないと答える。 人が何を考えているか、分かる。 何故分かるのか自分にもわからない。 なんで分かるんだ? 怖い。 だが、隣にいる人間はもっと、怖がっている。 トントントン、机に執拗に叩いて、鼻につく。 貴方が僕を潰そうとしている、尋問員だったとしても、僕さ、人を殺せないんだよ。 だって、人間の首って、締めたら死んじゃう。 それ、彼女で試して、僕あっという間に離しちゃった。それ、したらアカン。 後で、風呂場で震えた。 人殺す所だった… 朝焼けが眩しく綺麗だと、さっき電話で話していた彼女に薦められた。 清らかな人だね、キミは。 そう、思った事を伝えると、感慨深げに、有難う!と言われた。 涙を漏らす君に、降参して、おやすみよと応えた。 キミって、尾崎豊の太陽の破片の唄の様な人だー 其れは本当に私が、改めて、感動する事実だった。 尾崎豊とは、死後、遭っている。 怖しい迄に、優しい漢だった。 自分の心が全て見透かされる恐怖が先に襲ってくる。 慌てて、繋がりを切ったぐらいだ。 私の過去は、其れ程、悪歴に富んでいる。 普通の人の様に、BuZZとか、されたいと思えない過去を孕んでいる。 自分の過去が、好奇の目で見られていると知った日には、首を吊る。 SNSには、其れぐらいの恐怖心が、し出した2015年から、していた。 通知音が、炎上するとけたたましく鳴り、パニック発作に襲われたからだ。 常人には耐え難い拷問だ。 二度と味わいたくない。
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