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老婆との別れ、戻った日常
部屋に戻ると老婆が笑顔で待っていた。
「本当にありがとう。こんなことあなたにしかできない。いつかきっとあなたにお礼をしますね。あなたのおかげで安心して向こうに帰れる。」
「私にとってもそれが一番です。お礼は大丈夫なんで。」
老婆は笑顔で手を振りスッと部屋から消えた。
数日後、隣人は親子で地元に戻り実家の近くで暮らすと言いこのアパートから引っ越していった。
また、前と変わらない日々。仕事から帰ると部屋に見知らぬ霊がいる。
今日も私は霊の悩みを聞いている。
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