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「…非常に盛り上がってる所、大変申し訳ありませんが、たったこれだけのデータでは報酬を差し上げることは出来ません。」
「「「「「はっ?」」」」」
「そうだ、あの中ボスさんを倒した人に今回の報酬を差し上げましょう。」
「おい、てめふざけん「ちなみに今回の報酬は10億です。」…10億だと?」
「足りませんか?」
「いや、足りないとかの問題じゃ「そうですか、ではこちらの紙にさっき聞こえた仲間の情報をお書きください。」…何する気?」
「次回はこのお仲間さんと一緒に楽しみましょう、次回の報酬は各自に10億ずつ差し上げます。」
「今回と次回で20億…。」
「…ヤバくね?なんか、裏があるんじゃね?」
「…わりいが、仲間は売れねえ。」
「それは仕方がありませんね。じゃあ、お前達の所持品は全部こっちが握ってるから、悪用されたくなかったらさっさとあれを倒してこいや。」
「はっ?きもっ、急に口が悪くなったんですけど?」
異世界に飛ばした時に所持品は回収済みで、既に情報は抜いて、今回の協力者に情報について影響がある所に全てを晒してもらって、情報提供の場として殴りこみページを設置した後だから、ぶっちゃけ何も問題はないんだけどね。
「おい、てめえ…チクったな?」
「な…何も言ってないよ…。」
「嘘つけ!!てめえが嘘をついてんのはバレバレなんだよ!!」
流れるように若者のリンチが始まった。
…が、たちまち死ぬ羽目になるんだけどね。
「仲間割れとか、死んだ後にしてくれますか?」
「うっせぇ、てめえは…ん…?なんだあれ…?」
「あら、あら、あら。こんな所に人間が沢山居るわあ?」
「げっ…!!こいつは…!!」
「しかも、先ほど殺した奴らじゃない…どうして生き返ってるのかしらね?」
この中ボスさんの登場にリンチしてた奴と近くに居た奴は一目散に固まって逃げ出した!!
若者は当然、真っ先に死ぬ羽目になるが。
「まあ、楽しみは沢山あれば良いわ…さて、まずは一人目ね。」
「ひっ…!?」
これで三度目。
まだまだこの中ボスさんの実力にはほど遠いので、あっさりやられておきましょう。
若者は死んだ…それから後を追うように、残りの五人も死にました。
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