腹黒ピアニストは年上メイドを溺愛する

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「僕はもう十八歳だ。だから大丈夫だ」 「えええっ! そんな!」 「景子は本当に気づかなかったのか?」 「まさか……、そりゃ、十四歳にしては大きいと思っていましたが……」 「もう、父から許しをもらったことだし、景子を抱くことが出来る。いいな?」 「え? 許しって……?」 「いいから。いくぞ」  坊ちゃまは私の腕を引っ張ると、誰もいない別荘へ向かい足を速めた。腕をひかれながらも、手で胸を隠す手ブラ状態になりながらも期待でドキドキしてしまう。とうとう、この日が来るなんて……! 十八歳の彼の背中は、こころなしか以前よりも広く、大きく感じてしまう。  ——嬉しい。  私をこんな風に求めてくれる坊ちゃま。やっぱり、私はこの人が好き。この別荘に連れてきてくれたのも、きっと恥ずかしがり屋な坊ちゃまのことだから、誰にも邪魔されたくなかったのだろう。  海水に濡れた肌をシャワーで流す時間も惜しいとばかりに、別荘に着いた坊ちゃまは貪るように口づけて来る。 「ぼ、坊ちゃま、シャワーだけはさせてくださいっ」 「あぁ、わかっている。もうちょっと……」 「ああん、ダメぇ」
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