腹黒ピアニストは年上メイドを溺愛する

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 思わず耳が赤くなる。この後、海辺に行き……、あぁ、待ち遠しい。景子、お前を全てしゃぶりつくして今日こそ一緒になりたい。初めてだろう君を優しく愛撫して、何度もイかせてから合体するんだ。実践したことはないが、何度もAVを見て予習をし、景子とする妄想をして訓練してきた。欲望に染まる僕の頭には、理性はもはや欠片しか残っていなかった。  ***** 「キャッ、冷たーい! 坊ちゃま! 冷たいですぅ~!」 「はは、波に足を攫われないように、気を付けろよ」  内海とはいえ、それなりに波が打ち寄せてくる。私は坊ちゃまから頂いた白いビキニを着て初めて海の中に足を入れた。波打ち際に来ると、ザーッという音と共に波が予想以上のスピードでやってくる。ギュッと手を握りしめて、足が濡れる感覚を確かめる。プールと違って、海は生き物のように打ち寄せてくると、砂浜に置いた足の上を水が泳いでいく。
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