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スーツ姿はスーツだが、ピンクのスカートスーツ姿なのだった。
「お、お義父さん! それで会社に行くの?!」
「うん。お気に入りのスーツをクリーニングに出しててね。そう言えば、瑠璃子さんの持っているスーツに、この綺麗なのがあったと思い出して」
変だ!
どう考えても変だ!
莉子の思いを悟った、隼人が言った。
「だって~、女はズボン履いても良くて、男は、スカートを履いたらダメなんて、変じゃん」
変なのは、あんただ!
「莉子、自由な発想が、世界を救うんだよ」
隼人が、ピンクのスカート姿で、もっともらしく言った。
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