おはよう、君より先に起きちゃった!

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瑠璃子は、極めて積極的な性格でもあった。 部屋に二人が入ると、広い面接室に、二十代後半くらいのイケメンな男がいた。 正確には、窓際で逆立ちしている男が。 男は、逆立ちしたまま言った。 「君は、桐野莉子さんだね。そちらは……」 男と瑠璃子は、見つめ合った。 もちろん、男は、逆立ちしたままだ。 ずいぶん長い間、二人は見つめ合っていた。
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