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20「生命(いのち)のミルク!」
海斗が哺乳瓶を夢中で吸ってる間、絵理香は横でわめいている山太を抱き上げ横の机においてズボンをまくって、オムツ確認をした。
「あんま、汚れてないな〜!(-_-;)」と独り言をつぶやくとそのまま上げ直し、タイミングよくちょうど真ん中ぐらいまで飲みほしていた、海斗の哺乳瓶を「はい、あんたはそこまで〜!」と笑顔でさっと取り上げ山太に持たせる。今度はふいに取り上げられた海斗がくるったように「だあああ〜〜〜!」と泣きはじめた。
気にせず残りをたいらげようと無邪気な泣き顔でミルクを吸っている山太のさる顔と並んで絵理香にはいびり殺してやりたいほど、うっとおしくて仕方がなかった。
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