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後悔
ため息が何を思ったか目の前を覆い
生きがいなんてもんは見つからないまま
途方に暮れて 春の日
不安に駆られて時に泣きじゃくって
夢の中で笑っている自分を思い出して苦しむ
そんな毎日 春の夜
どうせなら 今よりもっと強くなれたら
自分以外も守れるようになるのかな
そんなの自分じゃわかんないから
言葉にするより 動き出さなきゃ
愛が 心に張り付いて
剥がれてはくれないから
苦しみ もがいて 明日を探す
どうせ 実らない思いならば
捨ててしまおう 夜の空に
春の月に この身ごと
夕暮れ 雑踏を駆け抜ける 風の便り
期待と好奇心ばかりが錯綜していくだけで
ただ遠回り 春の思い出
心底虚しくなるような 恋心さえも
愛を知ってしまえば どうしようもない
だから生きてやらなくちゃ 強くなれない
心に開いた 穴を埋めるように
愛が 心に染みついて
抜け落ちてはくれないから
悲しみ 妬み 抱えて 息を止める
どうせ つまらない愛憎ならば
忘れてしまおう 青い月に
夜の中に 溶かしてゆく…
感情の渦の中で 迷っていた
春風が横切り 僕を笑うように
心配なんてとうに 消え失せてるんだけど
けど、やっぱり苦しい。
愛が 心に留まって
消えてくれるなんてことはないから
苦しみ 足掻いて また夜を明かした
どうせ つまらない心ならば
消してしまおう この存在ごと
夜の波に 沈んでいく
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