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フィルム
寂しい気持ちを 口に出してしまうと
きっともう 戻れない気がして嫌になる
君が愛しい そう思ったあの日から
きっと僕は 少しバカになってたんだ
「許してよ」なんて言わないけれど 本音は
きっと心の中に隠したまんま ほったらかし
それでいいよね まるで昔の映画みたいに
思い出したくなる時が来る筈さ
僕らふたり寄り添って 笑い合って
そんな時間が楽しかったんだ
忘れられないね 忘れたくないね
もう一度だけ どこかで逢えたら
僕ら映画のフィルムみたいに
愛をゆっくり 残していきましょう
ふたりの記憶が 色褪せないように
これでよかったんだよね そう言い聞かせてた
でも君を思い出すと 何故か涙が溢れてくる
「逢いたい」なんて今じゃ出来ないけど
昔の僕らなら出来てたんだ なんだか微笑ましい
そのままのふたりでいたかったな なんて
もう口が裂けても言えそうにないや
僕らふたり支え合って 泣きあって
そんな時間が忘れられないんだ
思い出したい 思い出せない?
それでも僕はちゃんと伝えるよ
このフィルムの中に ちゃんと残ってるから
寂しくなったら 再生すればいいよ
君の記憶が 戻る時が来るまで
寂しげなその瞳 何かを映している
まるで映画のスクリーンみたいだね
言葉に表せないくらい綺麗だ
もう一度だけ 思い出してくれたら
ちゃんと好きって伝えるよ
まるで映画みたいだね 僕らのこの物語は
愛し合ってさ 頼りあってさ それがいいよ
それでいいよ
僕らフィルムの中 生き続ける記憶
例え古びたとしても構わない
どんな風景も君がいたから 色づいたよ
もう二度と忘れはしない
どこかでまた出会えたら 今度こそちゃんと
君と同じ人生を歩むと約束するよ
この胸に刻まれるように 強く強く…
僕らフィルムの中 笑顔のままで
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