五月雨

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五月雨

いつかの風景が 瞬く間に消え去って 寂しさ 募るばかり 愛おしさなどないから 夢を見ていたあの日 遠くなっていく どうも 交わりそうにない 二人のレール 雨が降る夜に 全て捨てられたら きっと僕はもう 後悔はしていないだろう "一人じゃないから" それがどれだけ苦しかったか 君には分からないだろう? 足元を照らした いつかの太陽がぽつり どうしよう 困っては また雲に隠れて 埃を被った 壊れたままの時計には 僕らの 思い出が たくさん詰まってたはずだった 雨が降る夜を 越えた先にはもう 君はここにいない 温もりもここにない "守りたいから" それがどれだけ悔しかったか 君には感じられないだろう? 遠くなっていく記憶に 君はもう居ないけれど いつかまた何処かで 会えると信じてるから また雨が降る夜に… 雨が降る夜は 二度と来なくても 君が居た場所に もう温もりは無くなっていても 雨が降る夜に 全て忘れられたら 僕はもう君を 思い出さなくて済むだろう "もう夜が明けるよ" 叶うならその声をもう一度 汚れた僕に聞かせておくれよ 雨に打たれて 消えてしまう前に
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