虹。

1/1
前へ
/59ページ
次へ

虹。

どれくらい時が経てば 忘れられるのだろう? 何時迄も君のことが 頭から離れなくてさ 何も手につかない 本当に馬鹿みたいな人生だ 曇硝子から 覗いた運命はまるで汚いもののよう 思い出せば 懐かしさに触れ 抜け出せなくなるから もう二度と 思い出せない 辛いけど仕方ないよな じゃあな じゃあな さよならを君に告げて 僕は進むよ まだ知らない世界が 僕を待ってる 躊躇う暇などないんだ 七色の虹が 空にかかる時 僕はまた 今日を思い出すよ 色の欠けた 虹がかかる今日を 簡単に忘れてしまう そんな一瞬のことでも 君に触れていれば 忘れないような気がして 寂しさを紛らわせたい 自分に言い聞かせたって 真っ直ぐな心は 正直なんだよなぁ… 瞳に映る 幻想の奥には まだ何かの意思が見えていた 僕はもう 何もないんだよな でももう一度だけ じゃあな じゃあな 大好きをなんかの形に 表してみれば 君に届く気がしたんだ だからさ 受け取ってくれよ 七色の虹が 僕を照らす時 君にまた 会いにいくよ 色の増えた 虹がかかる今日に
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加