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ねぇ、聴いて。
これは、俺と愛しいあいつの物語。
夢に見る。
俺があいつに抱かれる、忌々しい夢を。
あいつの幼い顔つきはここ2年くらいで、
どんどん大人びていった。
毎朝会っていてもわかるほどに。
あいつは、今日も嬉しそうに部活の話を俺にする。その笑顔は変わらない、あの頃ままで。
でも、もうその顔は見たくない。
だって俺は、
3つも年下の弟みたいなお前に、
少しづつ男になってくお前に、
欲情の瞳を向けているんだ。
こんなことはいけない。気持ち悪い。
汚い。醜い。忌々しい。
こんな最低な俺は、お前のそばにいてはいけないんだ。
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