本編②

2/10
前へ
/23ページ
次へ
ねぇ、聴いて。 これは、俺と可愛いあいつの物語。 初めて違和感を持ったのは、 中学生の時だった。 周りの同級生達が、 口々に「彼女欲しいー」などといって、 次々に彼女を作っていくのを見ていた。 俺にはわからなかった。 女の子には「可愛らしい子だなぁ」と思うことはあっても、一緒にいて高揚するとかそんなのはなかった。 それよりも、可愛いあいつにつきあって、 ゲームやサッカーをしてるほうが何倍も楽しいと思った。 あいつの笑顔が見れるだけで、 1番、胸が高鳴るんだ。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

45人が本棚に入れています
本棚に追加