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ねぇ、聴いて。
これは、俺と可愛いあいつの物語。
この違和感の正体がわかったのは
高校生の時だった。
俺はそれなりの青春を送っていたなかで、
少なからず若気の至りがあった。
軽い友達の口車に乗せられて、
友人宅でアダルトビデオを鑑賞したのだ。
そのビデオでは、女優が男優を煽るように股を広げて誘惑している様が映し出されていた。
友人達は当たり前に、初めて見る女の恥部と男の象徴が挿入されていく様に興奮していた。
しかし、
俺が俺を重ねてしまったのは女優の方だった。
高校生にもなって大した性知識を身につけていなかった俺に、この映像は衝撃以外の何物でもかった。
きっと俺は、普通ではないのだ。
きっと俺は、普通ではないんだ、、、。
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