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野菜ジュース、チョロチョロながら出た。これは「プルタブを避けて、液体を出す位置指定の円を小さくした結果」と思えば頷ける。つまり、実験第2段は成功だ。
野菜ジュースをコップに少しずつ溜め、半分位になった所で魔力を流すのを止める。これ、ボタンを押して出すタイプのドリンクバーみたいだな。
さて、匂いに異常は無いので味見をする。うん、何時もの味だ。缶の野菜ジュースは日持ちするから、防災用にローリングストックしておいた。
だけど、缶のコスパは良くないし、飲んだ後にすすぐのも手間だ。蓋付きのボトルなら振れば綺麗になるし、乾いたかどうかも判別しやすい。
だから、防災用のローリングストックとしてしか缶は買わなかったが、野菜ジュース自体は飲み慣れているし色味も分かる。
さて、ここまで来たら「異世界バージョンのドリンクバー」を作りたくなった。その仕組みから、魔力持ち限定のドリンクバーになる。
使える人は限定されるが、缶に魔力を流すだけで、色々な飲み物を楽しめるドリンクバー。冷えていないのはご愛嬌。
冷ます為の装置も有るだろうけど、先ずはプロトタイプのドリンクバーを作成する。異世界側の人にプレゼンテーションするなら、数種類の味を加えてからの方が良いだろうか?
既にこちら側に似たものがあったら、目新しさは無いだろう。だが、ビタミン飲料やジュースの味は、こちら側に無いと仮定しておこう。
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