第2章:予期せぬ遭遇

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「そうだなぁ……略奪とはまでは言わないけど、何となく私の存在を認識してもらって、涼介くんから私の方に来るように仕向けるかも」 「それ、めちゃくちゃ悪い女のすることじゃないですか。まあ……先輩に誘われたら、断れないかもしれないですけど」  客観的に見ても、先輩ほど魅力的な女性はそうそういないと思う。さっき一緒にいた桐ヶ谷さんも綺麗な人だけれど、先輩は更に清楚さを身にまとっているような人だった。桐ヶ谷さんは学校のアイドルみたいな綺麗さを持っていた分、中々手を出せる男はいないと思った。だからこそ、瀬川先生のようにイケメンで常識のある男と一緒にいるのがとても似合っているように見えた。  そんな先輩と一緒にいることが出来ることに感謝して、オレは先輩の額にそっとキスをした。 「ふふ、おでこだけで良いの?」 「そうやって人を誘うの、良くないですよ。他の男にそういうことしたら、許しませんからね」 「んっ……」  布団に寝そべっていた先輩に覆い被さるようにして、キスを交わしていく。最初はついばむようなキスだったのが、次第にその激しさを増していき、最後にはお互いに舌を絡め合う濃密なキスに発展していく。  そして、激しく合わせていた唇を離すと、その繋がっていたところから卑猥な唾液が滴り落ちていた。 「はぁ……はぁ……涼介くん、今日はいつもより激しいね?」 「先輩がそんなエロい格好しているからですよ」 「んっ……んぁっ!?」  浴衣の隙間から覗いていたブラの上から、先輩の胸を両手で鷲掴みにしていく。片手では収まり切らない程の弾力に、自分の手が吸い付くように引き寄せられていく。  浴衣の紐を乱暴に解いていくと、先輩の下着も露わになっていく。黒のブラと下着という、大人の女性らしい格好が、オレの欲望を掻き立てていく。 「ダメっ、涼介くんの手が……私のおっぱいを押し潰してる!? そんなに押し付けたら、私のおっぱいもブラも壊れちゃう!?」 「先輩っ、声抑えないと、隣の瀬川先生と桐ヶ谷さんに聞かれちゃいますよ……!?」 「んぐっ……!? んぅぅ、んぅぅぅぅっ!?」  先輩の胸を掴んでいた両手に力を込めていくと、先輩の双丘の形がどんどんと変形していく。力を入れて揉みほぐしていくと、ブラの上からでも分かるくらいに先輩の卑猥な乳首が浮き上がってくる。  両手を口元に当てて必死に声を我慢していた先輩だったが、隙間から漏れ出てくる声が余計に卑猥さを助長させてしまっていた。
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