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ガシッーー。
桃瀬ひかりが俺の腕を掴んできた。
…!?
訳が分からないまま桃瀬ひかりの顔を見ると…、
ひかり「何か悩み事があるの?」
斗真「へっ…?」
意味がわからず固まってしまった。
ひかり「えっと…。何か悩み事がありそうな…、そんな目をしてたから。」
…!?!?
全身を身の毛がよだつような感覚が襲った。
こいつは俺が偽りの仮面を被っていることに気づいている…!?!?
ひかり「あたしでよかったら、いつでも話、聞くよ?」
呼吸が荒くなり、視界がぼやけてきた。
今までずっと隠してきた、俺の本性が見抜かれてしまう…!
斗真「ふざけんなッ!!!」
大声を出し、桃瀬ひかりの手を払い除けた。
斗真「うぜぇんだよ!!」
俺は逃げるようにその場から走り去った。
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