1.偽りの優等生

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それからというもの、俺は桃瀬ひかりを避けまくった。 アイツは何度か俺に話しかけようとしてきたけど、気づかないふりをして、やり過ごした。 結局、そのまま教育実習は終了。 もう二度と会うことはないと思ってたのに…。 ひかり「今日からこの2年3組の担任になる、桃瀬ひかりです。よろしくね。」 桃瀬ひかりは黒板に自分の名前を書いた後、笑顔でそう言った。 なんでまた俺の前に現れたんだ…? こんな偶然、あってたまるか! 出来るだけ避けるつもりだが、担任なんて、一年も密に関わらなきゃいけない。 どうするべきか…。
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