2・コンビニの麗人

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絶句しているあたしを前に、何故かじんわり頬を赤らめた彼がこう言ってきた。 「こんなこと突然言ったらアナタは引くかもしれないけれど……実は、アナタに逢うのが楽しみで、楽しみで。それでボク、あのコンビニによく行ってたんですよ?」 ——やばい。世紀末が来たかもしれない。  憧れの君のあり得ない発言に、あたしはそう直感し、意識を失ったのだった……。
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