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『これって転生?』
『僕は何のために生まれたんだろう』
鏡に写る自分に静かに問う。鏡に写る向こうの僕は嬉しそうに笑っている。
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人には昔から向き不向きがある。勉強が苦手な人もいれば勉強が得意な人もいるし、運動が得意な人もいれば運動が苦手な人もいる。他にも絵を描くのが得意な人や本を読むのが苦手な人......と人の数だけ向き不向きが存在している。
自分が苦手なものを簡単に治すのは難しい。だからこそ必死に努力して苦手を克服しようとしている人がいる。それを笑ったりすることはいけないことだ。
もしそのことで誰かに笑われていて辛いなら僕が...................いや、
ここにいるたくさんの大切な人たちが君を救うから。
だから...だから絶望しないで、__________
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『んっっ......あ、れ?僕いつのまに寝てたんだ.........』
勉強している途中、段々と眠気に襲われてシャーペンを持ったまま寝てしまったらしい。時計を見ると時刻は朝の4時半、勉強をし始めたのが昨日の夜7時半だから疲れて寝てしまったのかもしれない。
『...........お腹減ったな。』
時計の時間を確認したらお腹の音が小さく鳴った。
(まだ時間は早いけどリビングにあるキッチンでなにか食べよう)
お腹が空いたから部屋の扉を開け、朝方のフローリング廊下を素足で歩く。フローリングの部分は素足で歩くと冷たくて空気も少し肌寒く廊下から階段を急ぎ足で歩く。
階段を降りてキッチンに着き、冷蔵庫の中に何か食べられるものがあるか探す。冷蔵庫の中には何本かのビールしかなくお目当ての食べ物は冷蔵庫の中になかった。
(何にもないな.......起きててもお腹すいちゃうだけだし寝ようかな)
さっき来た道のりを戻り自分の部屋へ向かい、冷えた足先を温めるように布団の中にくるまる。
布団に包まっていると段々と意識が夢の中へと落ちていく。
【作者から皆様へ】
皆様お久し振りです!作者のアミリレスイです!
急なアカウント移行にも関わらずこの作品を読んでくださっている読者様には本当に感謝しています!!!
※前回の作品とは少し付け足しをしていくだけなのでストーリー自体が変わっているわけでわないので安心してください!
これからもこの作品を皆さん読んでいただけると嬉しいです!!
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