後日談 君と歩む道 6

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後日談 君と歩む道 6

 グランツやアウィス、ブリエらとの時間はあっという間に過ぎた。  重大な何かを話し合ったわけでもないのだが、酷く充実した時間で。  帰りには余ったお菓子やケーキの類を山のように持たされた。 「また来いよ? 今度は休暇にでも合わせてな? そうしたらもっとゆっくりできる」  グランツは、ぽんぽんと俺の背を叩く。 「ヴェントも、ソアレをよろしく。時間ができたら遊びに行かせてもらうよ」  アウィスはヴェントにそう言って手を差し出した。それを握り返しながら。 「ああ。ソアレの事は大丈夫だ。任せておけ」 「ふふ。頼もしいね」  アウィスはどこか楽し気だ。ブリエはおずおずと前に出ると。 「…王──ソアレ様。どうかまた顔を見せに来てください。いつでもお待ちしております」 「うん。ブリエも遊びに来てくれ。いつでも歓迎だ。じゃあ、また」  気をつけて、そう口にする彼らを背に、ヴェントと共に城を後にした。  
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