song10

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「でも寂しいな。2日間もみのりと離れ離れになっちゃうの」 「雪達はファンライブがあるから、2日なんてあっという間に過ぎちゃうんじゃないかな」 「そうかなぁ。いつもマンション帰ってくると、みのりが『おかえり』って言ってくれるの、すごく嬉しいんだよね。あれないと、なんか嫌だ。ねぇ、拓海もそうでしょ?」 「は?」 「みのりに会えないと寂しいよね」 拓海が一瞬口ごもる。 「あー……。まぁ、そりゃ」 雪が目をぱちぱちさせた。 「なんだよ?」 「拓海が素直だ。さっきもだったけど、拓海ってみのりに関する事はやけに素直だよね」 「……別に普通だけど」 「みのり、拓海もすっごく寂しいって。寂しくて眠れないかもしれない! どうしよう」 「寝れるわ」 間髪置かずにつっこんだ拓海に雪がきょとんとして首を傾げる。 「え? 今のは拓海じゃなくて、俺の事言ったんだよ?」 「……」 おもむろに冷凍庫をあけて、拓海がプラスチックの専用スコップで氷をグラスに入れる。 「みのり、炭酸水のストックってどこ?」 「あ、こっちだよ」 「ねぇ、拓海。なんでそんなに耳真っ赤なの?」
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