猛毒に囚われて

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次に目を覚ました時はどこかの部屋で、起き上がって見渡せば清潔感のある白を基調とした部屋で観葉植物などもある。ズキっと腰が痛み、気絶する前の事を思い出した。 「あんのクソ野郎!次会ったら絶対掘るからな…」 机の上にはスマホと服があり、俺は自分が裸だと気付いてもたもたと着替えた。腰が痛くて上手く着替えられねー… スマホの上にはメモがあり、『俺からの電話に出なかったらモザイク処理無しで配信するからよろしく』って…やっぱりあいつ絶対鳴かす!! 部屋を出て廊下を壁伝いに歩いていればすれ違う奴らにおはようございますと声をかけられる。おはようございますって…今は朝なのか…?いやでも普通他人に声掛けねーだろ… ここは3階みたいなのでエレベーターで1階に降りればそこはフロントのようで、スーツ姿の人達が居たり私服の人が居たりと不思議な感じだった。 外に出ればやはり朝でとりあえずタバコを吸おうとポケットを探したが見当たらず、舌打ちをしてコンビニを探した。タバコを買おうとしたが財布が無い。マジか… 舌打ちをしてまたあの建物に戻ればそこはビルで、見上げれば様々な会社が入っている様子だった。まぁそんな事はどうでもいいので中へ入りまたあの部屋に行こうとしたら警備員に止められた。
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