猛毒に囚われて

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「あんあん言わせてやるから謝るなら今のうちだぞ?」 「謝る?勝ってごめんねって?」 「っざけんな今日は飲んでねーから負けねーよ」 俺もビールを頼んで飲み始めた。男は焼き鳥を食べながら酒を楽しんで飲んでいる様子。俺もツマミにタコの唐揚げを頼んで飲み進めた。 男はしれっとおかわりをしていて俺もおかわりをする。しばらくお互い黙って飲んでいれば女性の会話が聞こえてきた。 「あれナオキじゃない!?」 「マジ?うっそ似てるけどどうなんだろ…えぇーマジもんなら抱かれたい」 ナオキ…?ナオキ…俺はスマホを取り出してビールを飲みながら調べてみれば俳優などが出てきてこいつの事はさっぱりわからん… ナオキ、抱かれたいで検索をかけても俳優しか出てこない。こいつ有名人なのか? 「おねーぇさん?あの男知ってるの?」 「え?イケメン来た!え?え?あの男の人?AV男優のナオキに似てるなって」 「ふーん。ねぇ俺と良い事しない?気持ちよくしてあげるからさ?」 話してた二人の女の所へジョッキを持って行き隣に座り、俺が首を傾げれば女達は顔を見合わせてホテルに行くと言う話になっていき、俺は酒を飲み干して机に置いたら男に担ぎあげられた。 背中をペシペシ叩いていれば椅子に座らされ、ジョッキも持って戻ってきて目の前に置かれた。チラと見れば今度はたこわさ頼んでいてそれを食べながら飲んでいた。
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