ミフユへ

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ミフユへ

ミフユへ 知っての通り、ルカのこと、私、大好きなんだけれど、今日だけは離れていようと思う。距離だけでなく、気持ちも含めて。 ルカのために。 誰かさんのために。 そして、自分自身のために。 別にね、ルカと私、いわゆる”○○友達”のつもりはないし、言うほどいつも一緒でもないよね?  そもそもルカにはミフユ、あなたがいるんだし。 それでも今日だけは、ルカから何か連絡があったとしても出る気はないし、もちろん私から取るなんてこと考えてもいない(万一ルカがアリバイのこととか何か気にするようなことがあったら、大丈夫だからって言ってあげてね)。 え? そんなことする必要なんてない、って? かえってルカが嫌がると思う、って? うん。それも知ってる。 でもね、知ってて、分かってて、それでもそうしようと思うんだ、私。 半分は友情、残り半分は……、 何だろう、それは聞かないで。 自分でも分からないし、分からないままがいいと思ってるから。 そうだな、私たち”○○友達”ではなくて、強いて言うなら、今となっては”ミフユ友達”、かなあ。 あ、照れてるね? ふふん。ザマアミロ。もっと照れさせてやる。 それくらいのイジワル、今日のきみにしたってバチは当たらないはずだ。
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