【第一章 隠れた花。】

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【第一章 隠れた花。】

パンッ!!!!__________。 体育館に鳴り響く射音。 そして静かになり少しだけたくさんの人の呼吸音が聞こえてくる。 ほたる「…ふぅ。あ、ありがとうございました。ぜ、ぜひ。あの…入ってきてくれると嬉しいです。」 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ___。 体育館にいる生徒や先生からの拍手が送られた。 『退場するまではということを忘れずに、ね!』 部活紹介の集会前に彩実先輩が言ってた言葉を思い出したほたるは作法通り 背筋を綺麗に伸ばし、腰に弓を添えてすり足で歩いて退場をした。 放送部『えー。弓道部の皆さんありがとうございました。次はサッカー部の部活紹介です。』 ___________________________…。 ほたる「(こんなので…よかったのかな…。すごくいろんな人に見られて緊張した…。手も震えてたし…大丈夫かな。。。)」 ほたるはいろいろ考えながらも道場の部室へと戻った。 緊張のあまり変に力が入り、親指とふくらはぎがじんじんした。  
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