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雨音
雨だれは銀幕のカーテン
つぶさに滴るは憂鬱の流線
窓枠を眺めては千年
麻痺し停止した脳内というワンルーム
引き伸ばされた相対的な時間感覚の矛盾
何も出来ない やらない やるせない
実時間では精々が丸3日
熱に浮かされて万年床 そんな所が実在のウィークエンド
床に臥せっては窓枠を眺め 発達した熱帯低気圧が生み出す雨筋を視てる
雨だれはメトロノーム やるせ無さのカンタービレ
生産性の無い日々と 落伍者のみを幽閉したこのワンルームの静寂には その旋律はよく響いて
才能不在 諦観弔い
才能不在 諦観弔い
デスクトップウィンドウに綴られ詩には何の効力もなく 消費もされず ただ仄暗いこのワンルームにて埋もれよう
才能不在 諦観弔い
才能不在 諦観弔い
引き伸ばされた相対的な時間感覚の矛盾
何も出来ない やらない やるせない
雨だれはメトロノーム やるせ無さのカンタービレ
生産性の無い日々と 落伍者のみを幽閉したこのワンルームの静寂には その旋律はよく響いて
ふと見上げた窓枠に 雲間から覗く切間に
燦々と陽光降り注いで
ふとしたその刹那に ないまぜの心中の狭間に
それは一筋の希望となって降り注いだのです
雨だれは瞳から 零れ落ちた雫が ゲリラとなった嗚咽が 停止したこのワンルームに降り注いだのです
停止した時間が 動き出した心象が
窓枠を叩く雨はもう止んでいた
キーボードを叩く雨音だけが
その旋律だけがよく響いて
諦観弔い
諦観弔い
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