ライトダンサー

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ライトダンサー

暗幕のカーテンの中で 青さだけを湛えた(たた)踊り子 暗中模索するステージで無秩序だけがアイソレーション 名声や歓声だけか ステップする所以(ゆえん)は 道化と混迷を呼ぶ振付師(コレオグラファー) 名ばかりの為政者が主催するこの舞台の中では せめて私だけは  正しく踊りたい 明かりの消えた舞台で踊り子は踊り続ける ただ正しく()る為 正しさは()が為 この世の不条理を煮詰めた主催者(オーガナイザー) 背徳をムーンウォーク カーテンコールしたトラジコメディ  悲劇も喜劇もないまぜにした独り善がり()の舞台の上では 物語りなどなく ただ大衆へと向けた刺激物と商業主義で構成された闇鍋の産物 青さを湛えし踊り子 青さだけが取り柄となりし踊り子 君だけは正しく どうか君だけは正しく 闇夜を切り裂けよ踊り子 汚れを振り祓えよ踊り子 暗幕のカーテンの中で青さだけを湛えた(たた)踊り子 暗中模索するステージの中で無秩序だけがアイソレーション 倫理観がタップ ステップは流麗 闇へ飽和のブラックドレス 世間体と今乖離(カノン)して ゲネラールプローべなどなき人生(ぶたい)で 誰かの前座(フロントアクト)などクソ喰らえ 君は自分だけの生き様を踊れるか その輝きこそが閉塞した世界(ぶたい)への照明(アンサー) (おの)が打ち立てた人生(ぶたい)へと証明(ダンサー) right(正しく) right(正しく) right(正しく) 君は正しき踊り子(ライトダンサー) 穢れさえも纏って 気高く舞う正しき踊り子(ライトダンサー)
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