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キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
「はぁやっと授業終わったわー」
私の名前は天野美玖(あまのみく)この南中学校の一年生だ。私は学級委員をしていて体育祭の緑組團長でもある。そんな私はいつも通知表の評価がよくなることだけを考えてきたため恋には鈍感だと言われる。まぁ自覚はないけど。そう思いながら次の授業の準備をする。
「あ、次の授業学級会議か。」
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
私が教卓へ行く。すると、もう一人の学級委員の奥寺荘(おくでらそう)が教卓へやってきた。
「えー今から学級会議を始めます。今日の題材は〜」
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
『起立、礼、ありがとうございました』
帰りの号令が終わったら靴箱へ向かった。すると友達の美月(みづき)と莉愛(りあ)そして真緒(まお)がやってきた。
「ヤッホー美玖ー」
「ねぇ聞いてーなんかね5組の井口さんね3組の藍(あい)くん狙ってるらしいよ〜」
津玉藍(つだまあい)わたしはこの人と幼稚園が同じですしかも習い事も9年間同じだった。まぁ同じタイミングでやめたけど。
「やっぱイケメンだもんね〜」
「ふーん」
「ちょっとーなんで美玖そんな興味なさそうなのー」
「え、だって興味ないもん」
「美玖ってほんと恋愛興味ないよねー」
「メガネ取れば美人なんだから絶対に彼氏すぐできるのに」
「いやないない」
そんな話をしていると藍くんが私たちの元へやってきた。すると私の前にきて
「こんにちは美玖ちゃん」
「どーも」
「僕のちょっと言いたいことあって」
「なに?」
「その、ずっと前から好きでした僕と付き合ってください!!」と花を渡しながら真剣な表情で言った。私は恥ずかしくなって友達の後ろに隠れてしまった。すると藍くんは
「返事ならいくらでもまつし誰かと相談して決めてもいいからね。」
と言って帰ってしまった。
「ちょっと美玖返事どうするの?」
「オッケー、オッケーだよね?」
「あーもううるさいな考える」
と言ってそのまま帰った。
その夜私は幼稚園児の時から仲のいい友達に相談した。
『ねぇちょっと相談いい?』
『いいよ〜どうしたの?』
『じつはあの幼稚園同じだった藍くんっているじゃん?』
『うんうんいるねそいつがどうしたの?』
『藍くんにこ、告白されてどうしたらいいかな』
『まじで?!』
『藍くんってあの超イケメンの藍くんだよね?!』
『やっばやっぱり美玖はモテるんだ〜』
『そんなことどうでもいいからどうしたらいい?』
『うーんとりあえず付き合ってみよーーー』
『アホか』
『バカか』
『ひどーーい』
『でもいきなり付き合うって難しいよね』
『んー一旦さ話してみたら?』
『うーーんまぁそうしてみるか』
〜二巻へ続く〜
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