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君と私を出会わせたのはきっと神様の悪戯。
水の中で溺れるほど苦しくて、苦しくて、もがいている。
私はあの夜からーーー
変わってしまった。
「俺のこと大好きでしょ」
彼の声は私を狂わせた。
ドスッ
「ッ…」
彼は玄関で私の手を壁に押し付け、深く深く唇を塞いだ。
そして耳元で囁いたーー。
「君のこと、めちゃくちゃにしてしまうかもしれない」
そう言った彼の顔はとても色っぽく、口角が上がっていた。
その中にどこかバツの悪そうな表情もうっすら隠れている。
「ん…いいよ」
私は当たり前のように逆らうこともできず、コクンと頷いた。
その瞬間、彼のキレイな指が私の顎をクイっと持ち上げ、今度は甘くて溶けそうなくらい何度も何度も唇を重ねる。
私の中を確かめるように深く掻き回した。
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