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ゆうくんはもうすぐ2歳になる人間の男の子。ママさんとパパさんと、それから僕とこの家に暮らしている。
今は、この家におばあちゃんが来ていて、パパさんがたまにいて、ゆうくんと僕がいる。
ママさんはまだ帰って来ない。
行く前に何度も何度も、「ママは少しだけお医者さんに行くけど、絶対帰ってくるからね」って、ゆびきりげんまんしていたママさんとゆうくん。
ゆうくんはよくがんばっているけれど、時々眉毛がへの字になる。
そんなとき、僕はゆうくんの足にすり寄ったり、特別にしっぽを触らせてあげたりする。
僕にはわかる。
だって、ゆうくんがこの家に来た時と同じなんだ。きっと、ママさんは帰ってくる。だから心配しなくてもいい。
大丈夫、僕がいるさ。
僕が思ってた通り、何日かするとママさんは赤ちゃんを連れて帰ってきた。
思いっきりぎゅっとしてもらったゆうくんは少しだけ恥ずかしそうで、でもすごくうれしそうな顔をしていた。
僕もたくさん褒めてもらって、いつもよりおいしいごはんとおやつをもらった。ふふん。
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