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「寂しく…なかったの?」
「寂しかったさ」
「それなのに…起きてたの?」
「…」
「そうやって…自分を傷つけるのは…悪い癖」
「…」
「1人で悩んで苦しむ事は…免罪符にはならないよ」
「…」
困ったような顔をして、微笑む姿が痛ましかった。
言われなくても分かっている。
きっとそれでもやってしまう。
そしてどれだけ傷つけようとも、自分で自分を許せないから。
そういう難儀な生き物だから。
だからせめて、私が代わりに許してあげる。
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