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「あ、既読になった。」
〈おめでとう!サインしたら、送り返します。〉
〈あ、助かる!〉
〈了解!〉
「みぃちゃん!みぃちゃんのご両親には、きちんと、会って書いてもらおうよ。」
「いいの?」
「うん、もちろん。」
「分かった。じゃあ、そう言っておくわ。」と、メールをする美衣子。
海斗も母にメールをした。
たまたま、仕事のタイミングが良かったのか、すぐに既読になった。
〈おめでとう!ウチに送ってくれたら、私が父さんに途中まで会いに行って、書いてもらうわよ。〉と、母から返信がきた。
やはり、佳子さんの手前、送り返してもらうのに、
その方が助かると思った海斗。
〈助かる!じゃあ、頼むよ。〉
そして、また、父にも母から預かってもらって書いて欲しい!と頼んだ。
〈分かった!じゃあ楽しみに待ってるよ。〉
〈うん、よろしくお願いします。〉
美衣子の母にもメールしたが、すぐに電話がかかってきた。
「メールの意味ないじゃん!」
「美衣子!ホントなの?」
「ホントよ。」
「なんでメールなのよ。」
「写真付きの方がリアルかと…」
「おめでとう!今何ヶ月?」
「もうすぐ3ヶ月」
「そう〜じゃあ、大事な時期だから気をつけてね。」
「うん。土曜日に行くね。」
「はい、待ってます。」
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