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「で、予定日は?」と母
「6月14日」
「そうなのね。あなた仕事どうするの?」
「産休取ってから、しばらく育休取ろうかと…」
「出産の時は、どうするの?」
「近くのクリニックで。」
「産後は、帰って来ないの?」
「う〜ん、帰れないかなぁ〜」と海斗を見る
「あ、何も考えてなかった。」と、海斗
「あ、じゃあ、私がそっちに行こうか?」と母
「え?大丈夫よ。退院して家に居れば。」
「でも、洗濯とか料理とか色々家事が大変よ。」
「海斗も料理出来るし…」
「そうなの?」
「あ、はい、洋食レストランでアルバイトをしてたので、簡単なものなら。」
「そう?でも、産後は、ゆっくりした方が良いのに…」
「うん、だから、家でゆっくりするわよ。もしもの時は、お願いするから…」
「そう?分かったわ。海斗くん、赤ちゃんって最初は、3時間おきに起きちゃうから、睡眠不足は、覚悟しておいた方が良いわよ。」
「あ、はい、分かりました。」
急ぐので、そのまま、婚姻届を封筒に入れて、
海斗の母宛てに送った。
お昼から
近くに住む美衣子の妹夫婦が1歳の息子を連れて来た。
初対面だ。
「あ、初めまして…」と妹の美香と旦那様
2人共25歳
海斗を見て、「若っ!」と思わず声を出す美香
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